NISA(ニーサ)とは? ~初心者が必ず知っておきたい非課税制度の基礎~

資産運用の始め方

株式投資の基礎①〜⑤では、①株の仕組み、②利益の種類、③インデックス(指数)投資、④インデックス投資に関係する投資信託・ETFおよび証券口座の作り方、⑤世界の主要指数(インデックス投資の種類の詳細)について学んできました。 ここまで理解できたら、次に知っておきたいのが 「NISA(ニーサ)」 です。 NISAは、株式投資をするなら“ほぼ必須”と言えるほど重要な制度で、投資初心者にとって最強の味方になります。

NISAとは?

NISAとは 「少額投資非課税制度」 のこと。 通常、株式や投資信託で利益が出ると 約20%の税金 がかかります。 しかし NISA を使えば、この税金が ゼロ(非課税) になります。例えば、100万円で購入した株が200万円になって売却したとします。下記に結果を示しますが、NISAを利用しなかった場合は20万円税金で支払い、損をすることになります。(金額が大きくなるほど税金額も大きくなるのでNISAは素晴らしい制度だと思います)

■ 通常の課税口座の場合

100万円 → 200万円で売却 利益:100万円

税金: 100万円 × 20.315%(内訳:所得税15.315%+住民税5%) = 約20万円

手元に残る: 200万円 − 20万円 = 約180万円

■ NISAの場合

税金ゼロ → 200万円そのまま受け取れる

つまり── 同じ投資をしても、NISAを使うだけで手元に残るお金が増える という、とても大きなメリットがある制度です。この約20%の税金は以前の記事で説明したキャピタルゲイン、インカムゲインどちらにもかかります。

2024年からは制度が大きく変わり、 「新NISA」 としてより使いやすく、より長く、より多く投資できるようになりました。

新NISAの特徴 (2023年までを旧NISA, 2024年以降を新NISAという)

① 非課税期間が“無期限”になった

旧NISAでは非課税期間が5年・20年と決まっていましたが、 新NISAでは 非課税期間が無期限 になりました。

長期投資にとってこれは非常に大きなメリットで、 「いつ売るべきか」を焦る必要がなくなります。

② 年間投資枠が大幅に拡大

新NISAには2つの投資枠があります。

  • つみたて投資枠:年間120万円
  • 成長投資枠:年間240万円

合計で 年間360万円 まで投資可能です。

さらに、生涯で使える投資枠は 1800万円(うち成長投資枠は1200万円まで)。 投資を続けるほど、非課税の恩恵が大きくなります。年間360万円で上限が1800万円なので、最短で5年間で達成することができますし、少額で長く継続することもできます。

NISAで買える商品

つみたて投資枠

長期投資に向いた投資信託のみ。

例:

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
  • SBI・V・S&P500 インデックスファンド

初心者はまずここから始めるのが王道です。

成長投資枠

  • ETF
  • 個別株
  • 一部の投資信託

など、より幅広い商品が対象になります。

ただし、リスクも大きくなるため、 初心者の方については、最初は みたて投資枠でインデックス投資 を行い、 実績を伴って、慣れてきたら成長投資枠を使うのがおすすめです。

NISAを使うべき理由

① 税金がゼロになるから圧倒的に有利

通常の投資では利益の20%が税金として引かれますが、 NISAなら 利益がそのまま自分の資産になる。

長期投資ではこの差が非常に大きく、 20年・30年後には数十万円〜数百万円の差になることもあります。

② 長期投資と相性が抜群

NISAは「コツコツ積み立てて長く続ける」投資と相性が良く、 インデックス投資との組み合わせは最強クラスです。ただし、複利の効果を最大限得ようとする場合には最短5年で上限の1800万円投資するのも1つの手法です。

③ 初心者でも始めやすい

つみたて投資枠は、金融庁が厳選した投資信託だけが対象なので、 「どれを選べばいいかわからない」という初心者でも安心して始められます。

まとめ

NISAは、株式投資を始めるなら必ず利用したい“非課税の最強制度”です。 非課税期間は無期限、年間360万円まで投資可能、 長期投資にとって理想的な仕組みが整っています。

特に初心者は、 つみたて投資枠 × インデックス投資 という組み合わせが最も安定して続けやすく、資産形成の王道です。

当ブログでは、短期売買ではなく、中長期的な視点に基づく株式投資を主なテーマとして取り上げていきます。 次回は「iDeCoとは」を公開予定です。引き続きご覧いただければ幸いです。

免責事項

この記事は、投資収益の保証、特定の商品の勧誘、売買の推奨等を目的としたものではありません。最終的な投資や契約の決定はご自身で判断してください

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