■はじめに
前回の記事では、筆者の新NISA「つみたて投資枠」の運用状況について紹介しました。
今回は、新NISAのもう一つの枠である「成長投資枠」について、筆者が2024年から現在(2026年6月時点)までどのように運用しているのかを紹介します。
あくまで筆者個人の投資体験談であり、特定銘柄の購入をおすすめするものではありません。
投資判断はご自身のリスク許容度に合わせて行うようにしてください。

■NISA成長投資枠もSBI証券で運用
筆者は、つみたて投資枠と同じく、成長投資枠についてもSBI証券で運用しています。
SBI証券は、投資信託だけでなく、日本株や米国株もNISA口座で取引できるため、成長投資枠を活用する上でも使いやすいと感じています。
■2024年の成長投資枠
2024年は、新NISAが始まった最初の年でした。
筆者は成長投資枠で、
・テスラ(TSLA):約220万円
・三菱商事:約20万円
合計約240万円を投資しました。
「長期投資ならインデックス投資じゃないの?」
とツッコミが飛んできそうですが、筆者にとってテスラは長期目線で保有したい個別株です。
テスラはPERだけを見ると非常に高く、一般的には割高に見える銘柄です。
しかし筆者は、テスラが単なるEV自動車メーカーではなく、ロボタクシーやオプティマスといったAIロボティクス企業へ変化していく可能性にロマンを感じています。
その変化を見届けたい。
そして応援したい。
そういう思いから、NISA成長投資枠で投資することに決めました。
2024年当時、平均取得単価は約189ドルでした。
2026年6月時点では約411ドルとなっており、約116%の含み益となっています。
円換算では、約220万円が約500万円まで増えており、現時点では非常に良い結果となっています。
ただし、個別株はリスクの塊です。
今は含み益が出ていますが、個別銘柄は決算、金利、為替、規制、経営者の発言などで大きく株価が動きます。
そのため、個別株に投資する場合は、自分のリスク許容度をしっかり把握することが大切だと感じています。
■三菱商事に投資した理由
2024年の成長投資枠では、テスラに約220万円を投資したため、残り約20万円の枠がありました。
その投資先として選んだのが三菱商事です。
三菱商事は以前から知っていましたが、バークシャー・ハサウェイを率いるウォーレン・バフェット氏が日本の商社株に投資しているというニュースを見て、興味が湧きました。
そこから自分なりに、
・ファンダメンタルズ分析
・テクニカル分析
・配当利回り
・業績推移
などを確認し、三菱商事へ投資することにしました。
テスラとは違い、三菱商事は比較的安定感のある日本株という位置づけで購入しました。
■2025年の成長投資枠
2025年は、成長投資枠で
・VOO:約190万円
・エヌビディア:約50万円
に投資しました。
VOOは、S&P500指数に連動する米国ETFです。
S&P500は、米国を代表する約500社で構成される指数であり、長期投資の王道とも言える存在です。
2024年はテスラという個別株中心の運用でしたが、2025年は少しインデックス寄りの運用にしました。
一方で、エヌビディアにも約50万円投資しています。
エヌビディアはAIブームの中心企業の一つであり、生成AI、データセンター、半導体需要の拡大を考えると、今後も注目される企業だと考えています。
ただし、こちらもテスラと同じく個別株です。
期待が高い分、決算や成長鈍化への懸念が出ると株価が大きく下がる可能性もあります。
■2026年の成長投資枠
2026年は、成長投資枠で「メガ10」という投資信託に約240万円投資しました。
メガ10は、米国の超大型グロース株に集中投資する投資信託です。
イメージとしては、FANG+に近い性質を持つ商品ですが、構成銘柄や指数の考え方には違いがあります。
メガ10は、米国市場の中でも成長性が高い大型企業を中心に投資するため、S&P500よりも値動きが大きくなる可能性があります。
その分、大きなリターンを狙える反面、下落時のダメージも大きくなりやすい商品です。
このあたりについては、今後
「FANG+ vs メガ10」
という記事で詳しく比較してみたいと考えています。
■筆者の反省点
ここまで書いてきましたが、筆者自身、本ブログを運営しながら改めて反省していることがあります。
それは、
「新NISAには、やはりインデックス投資を中心にした方がよかったのではないか」
ということです。
新NISAは長期投資を前提とした制度です。
もちろん個別株でも長期保有できる銘柄はあります。
しかし、個別株はインデックス投資よりも値動きが大きく、企業単体のリスクを強く受けます。
また、新NISAでは売却した場合、その商品の簿価分の非課税枠は翌年以降に再利用できますが、売却したその年にすぐ枠が復活するわけではありません。
そのため、頻繁に売買するよりも、長期で保有し続けられる商品を選ぶ方が制度との相性は良いと感じています。
この点を考えると、2027年以降のNISA枠については、インデックスファンド中心に投資していきたいと考えています。
■夫婦全体ではコア・サテライト戦略
筆者個人の成長投資枠だけを見ると、テスラやエヌビディアなど個別株の比率が高く、やや攻めた運用になっています。
しかし、妻の新NISA枠も含めて家計全体で見ると、
・インデックス投資:約60%
・個別株、集中投資:約40%
という比率になっています。
つまり、完全ではありませんが、コア・サテライト戦略に近い形にはなっていると考えています。
コア・サテライト戦略とは、
・コア:インデックス投資など安定的な資産形成
・サテライト:個別株などリターンを狙う投資
に分けて運用する考え方です。
筆者としては、2027年には
・コア:70%
・サテライト:30%
くらいまで比率を整えていきたいと考えています。
■2026年6月時点の運用成績
2026年6月時点では、NISA成長投資枠で購入しているすべての銘柄で含み益が出ています。
2024年からの約2年半で、
・テスラ(TSLA)
・三菱商事
・VOO
・エヌビディア
・メガ10
+妻のインデックスファンド投資(emaxis slim 米国株式(S&P500)など)
を合わせたTotal含み益は約440万円となっています。
もちろん、これはたまたま相場環境に恵まれている部分もありますし、今後は大きな暴落が来る可能性も十分にあります。
実際に株式市場は上がり続けるわけではなく、過去を振り返っても何度も暴落や調整局面を繰り返してきました。
しかし、そのような局面でも慌てて売却するのではなく、毎年コツコツと投資を続けていくことが大切だと考えています。
短期的な値動きに一喜一憂するのではなく、10年、20年という長期目線で資産形成を続けることで、複利の効果も味方につけながら資産を増やしていきたいと思っています。
これから先も相場環境は変化していくと思いますが、自分のリスク許容度を守りながら、無理のない範囲で投資を継続していくことが目標です。
■NISA貧乏には注意
最近では「NISA貧乏」という言葉も見かけるようになりました。
NISAは非常に優れた制度ですが、無理をして満額投資する必要はありません。
日常生活に必要なお金まで投資に回してしまい、
・生活費が足りない
・急な出費に対応できない
・精神的に余裕がなくなる
という状態になってしまっては本末転倒です。
投資は長く続けることが大切です。
そのためには、自分の生活を守りながら、無理のない範囲で投資することが重要だと思います。
■まとめ
今回は、筆者の新NISA成長投資枠の運用状況について紹介しました。
2024年は、
・テスラ
・三菱商事
2025年は、
・VOO
・エヌビディア
2026年は、
・メガ10
に投資しています。
現時点では夫婦所有の成長投資枠全体で約440万円の含み益となっており、結果だけを見れば良い状況です。
しかし、個別株や集中投資には大きなリスクがあります。
筆者自身も、今後はインデックス投資を中心にして、コア・サテライト戦略のバランスを整えていきたいと考えています。
NISAは資産形成にとても有効な制度ですが、大切なのは自分のリスク許容度に合った使い方をすることです。
みなさんも無理のない範囲で、長期目線で資産形成を続けていきましょう。
※本記事は筆者個人の投資体験談であり、特定銘柄の購入を推奨するものではありません。投資判断は自己責任でお願いいたします。
■次におすすめの記事
① 筆者の投資体験談(NISAつみたて投資枠運用編)
今回の記事ではNISA成長投資枠の運用状況を紹介しましたが、つみたて投資枠ではどのような運用をしているのか気になる方はこちらの記事がおすすめです。
筆者はSBI証券で「SBI・V・S&P500インデックスファンド」を毎月積み立てています。
実際の運用成績や投資商品を選んだ理由についても詳しく解説しています。
👉 【筆者の投資体験談(NISAつみたて投資枠運用編)】はこちら
② コア・サテライト戦略とは?
「インデックス投資と個別株投資はどのような割合で運用すればいいの?」
そんな疑問を持つ方におすすめの記事です。
今回の記事でも紹介したコア・サテライト戦略について、
・なぜ資産を分けるのか
・おすすめの配分比率
・初心者向けの考え方
を分かりやすく解説しています。
👉 【コア・サテライト戦略とは?初心者向けに資産配分をわかりやすく解説】はこちら
③ FANG+ vs メガ10 徹底比較
筆者が2026年のNISA成長投資枠で購入した「メガ10」。
一方で近年人気を集めているのが「FANG+」です。
どちらも米国の大型グロース株に集中投資する商品ですが、
・組入銘柄の違い
・リターンの違い
・リスクの違い
・長期投資に向いているのはどちらか
について詳しく比較していきます。
👉 【FANG+ vs メガ10 徹底比較】(準備中)
当ブログでは、短期売買ではなく、中長期的な視点に基づく株式投資を主なテーマとして取り上げていきます。
免責事項
この記事は、投資収益の保証、特定の商品の勧誘、売買の推奨等を目的としたものではありません。最終的な投資や契約の決定はご自身で判断してください。



コメント