■はじめに
個別株へ投資する上で、
「この会社は今後も成長しそう!」
と思って株を購入することはよくあります。
もちろん、
- 知名度が高い
- 株主優待が魅力的
- 商品やサービスが好き
- 応援したい会社
という理由で投資することも悪いことではありません。
しかし、せっかく大切なお金を投資するのであれば、
その会社の財務状況を把握しておくことも非常に重要です。
個別株投資では一般的に、
- ファンダメンタルズ分析
- テクニカル分析
の両方を活用することが大切だと言われています。
今回は、その中でも企業の実力を調べるための
「ファンダメンタルズ分析」
について解説します。

■ファンダメンタルズ分析とは?
ファンダメンタルズ分析とは、
企業の業績や財務状況を分析し、その企業の本来の価値を調べる方法
です。
簡単に言うと、
「この会社は本当に儲かっているのか?」
「財務的に安全なのか?」
「今後も成長できそうなのか?」
を確認する分析方法です。
例えば、
- 売上高
- 利益
- 純資産
- 現金残高
- 借金の状況
などを確認します。
人間で例えると、
健康診断の結果を確認するようなイメージです。
どれだけ人気がある会社でも、
財務状況が悪ければ将来のリスクが高くなる可能性があります。
■テクニカル分析との違い
よく比較されるのが
「テクニカル分析」
です。
| 項目 | ファンダメンタルズ分析 | テクニカル分析 |
|---|---|---|
| 分析対象 | 企業の財務状況 | 株価の動き |
| 確認するもの | 売上、利益、資産など | チャート、出来高など |
| 目的 | 企業価値の把握 | 売買タイミングの判断 |
| 向いている投資 | 中長期投資 | 短期〜中期投資 |
ファンダメンタルズ分析は
「何を買うか」
を考える分析です。
テクニカル分析は
「いつ買うか」
を考える分析です。
どちらも大切ですが、
まずは企業そのものを理解することが重要だと私は考えています。
■日本株ならEDINETがおすすめ
私は企業の財務状況を確認するときに
EDINET(エディネット)
をよく利用しています。
EDINETとは、
金融庁が運営している企業情報開示システムです。
上場企業が提出する
- 有価証券報告書
- 四半期報告書
- 臨時報告書
などを無料で閲覧できます。
金融庁が管理しているため信頼性も高く、
企業の公式な情報を確認できる点が魅力です。
特におすすめなのが、
有価証券報告書にある
「主要な経営指標等の推移」
の項目です。
ここでは過去5年間の企業データをまとめて確認できるため、
企業の成長性や安定性を比較しやすくなっています。
『EDINET』サイトの参照方法(気になる方はチェックしていただけると幸いです)
①以下リンク先をクリックして金融庁のホーム画面から「2. EDINETのURLについて」の閲覧サイトをクリック
②書類簡易検索画面から調べたい企業名を記入して検索
③提出書類項目の「有価証券報告書」をクリック
④左にある「提出本文書」の第一部、第1の「主要な経営指標等の推移」をクリックの以上になります。



■私が確認している項目
私が企業分析をするときに確認している主な項目は以下の通りです。
売上高
企業がどれだけ商品やサービスを販売したかを示します。
右肩上がりで増加している企業は成長している可能性があります。
経常利益
本業だけでなく、利息収入なども含めた企業の利益です。
継続的に増加しているかを確認しています。
当期純利益
最終的に企業に残った利益です。
株主にとって非常に重要な指標です。
純資産額
企業が保有する資産から負債を差し引いたものです。
企業の体力を見ることができます。
総資産額
企業全体の規模を把握できます。
自己資本比率
企業の安全性を示す指標です。
一般的には
- 30%以上:標準
- 50%以上:優良
- 70%以上:非常に健全
と言われています。
株価収益率(PER)
PERとは
Price Earnings Ratio
の略で、
株価が利益の何倍まで買われているかを示します。
計算式は
PER=株価 ÷ 1株当たり利益(EPS)
です。
例えば、
株価1,000円
EPS100円
の場合、
PERは10倍になります。
一般的には
- PERが低い → 割安の可能性
- PERが高い → 割高の可能性
があります。
ただし成長企業はPERが高くなることもあるため、
単純に低い方が良いとは限りません。
次回の記事で詳しく解説します。
配当性向
利益のうちどれだけを株主へ還元しているかを確認できます。
営業活動によるキャッシュフロー
本業で現金を稼げているかを確認します。
継続的にプラスであることが望ましいです。
投資活動によるキャッシュフロー
設備投資や事業投資の状況を確認できます。
成長企業はマイナスになることも多いです。
財務活動によるキャッシュフロー
借入や配当金支払いなどを確認できます。
現金及び現金同等物の期末残高
企業がどれだけ現金を持っているかを確認できます。
不況時の耐久力を判断する材料になります。
■株価だけではなく企業の中身を見る習慣をつけよう
株式市場は常に未来を見ています。
AIブームや半導体ブームなど、
将来の期待によって株価が大きく上昇することもあります。
また、
テンバガー(10倍株)
を探すことは多くの投資家の夢でもあります。
しかし、
将来の株価を完全に予想することは誰にもできません。
だからこそ、
企業の土台となる財務状況を確認することが大切です。
私は個別株を購入する前に、
必ずEDINETで有価証券報告書を確認しています。
過去5年間の推移を見るだけでも、
その企業が成長しているのか、
安定しているのか、
危険な状態なのかが見えてきます。
株価だけではなく、
企業の中身を見る習慣を身につけていきましょう。
■まとめ
ファンダメンタルズ分析とは、
企業の財務状況や業績を分析し、
本来の企業価値を見極める方法です。
私自身も個別株を購入する前には、
EDINETで有価証券報告書を確認し、
過去5年間の推移を見るようにしています。
特に、
- 売上高
- 利益
- 自己資本比率
- PER
- キャッシュフロー
などは重要な確認項目です。
株価だけで判断するのではなく、
企業の中身もしっかり確認してから投資判断を行いましょう。
次回はファンダメンタルズ分析で最も有名な指標の一つである
「PER(株価収益率)」
について詳しく解説します。
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個別株投資を始めたばかりの頃、私は投資関連の雑誌で紹介されていた銘柄を十分に調べず購入し、含み損を経験しました。
その後、
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- 書籍
- EDINET
- 有価証券報告書
などを活用しながら投資の勉強を続けてきました。
初心者の方が何から勉強すればよいのか、私が実際に活用してきた勉強法を体験談を交えてご紹介しています。
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