保険は人生の中でも大きな固定費の一つです。
ただし最初にお伝えしたいのは、保険は「安心を買う商品」であり、人によって考え方や価値観が大きく異なるということです。
そのため、本記事はあくまでも筆者個人の考え方として読んでいただければと思います。
以前の記事「筆者の新NISA投資体験談(新NISA編)」でもお伝えしましたが、投資資金を作るためには固定費の見直しが非常に重要です。
その固定費の中でも特に大きいものの一つが保険料です。
今回は筆者自身の体験談も交えながら、
・終身保険と掛け捨て保険の違い
・日本の社会保障制度の強さ
・外貨建て保険と学資保険についての考え方
を解説したいと思います。

■保険を見直そうと思ったきっかけ
私が社会人になったばかりの頃、会社に営業に来ていた保険会社のお姉さんに勧められるまま生命保険へ加入しました。
当時は保険の知識もなく、
「みんな入っているし安心だから」
という理由だけで契約していました。
しかし株式投資を勉強するようになり、
「毎月支払っている固定費を見直そう」
と考えるようになりました。
まずスマホを格安SIMへ変更しました。
さらに保険についても見直しを行いました。
当時加入していた生命+医療保険は掛け捨てタイプでしたが、保障内容が非常に手厚く、毎月約1万円の保険料を支払っていました。
その後、本当にそこまでの保障が必要なのかを改めて考えた結果、保障内容を必要最低限に見直し、月額約3,000円程度のプランへ変更しました。
結果として、
- 月額:約7,000円削減
- 年間:約84,000円削減
することができました。
投資資金を作る方法というと、
- コンビニを我慢する
- 外食を減らす
- お菓子を買わない
などの変動費削減が思い浮かびます。
もちろんそれも大切です。
しかし毎月必ず発生する固定費の方が効果は大きく、一度見直せば継続的な節約につながります。
まずは固定費から見直すことをおすすめします。
■日本の社会保障制度は世界的に見ても充実している
日本では会社員であれば健康保険に加入しています。
そのため病院での自己負担は基本的に3割です。
さらに高額療養費制度なども存在します。
日本と米国の比較
| 項目 | 日本 | 米国 |
|---|---|---|
| 医療保険 | 国民皆保険 | 民間保険中心 |
| 窓口負担 | 原則3割 | 保険内容による |
| 高額療養費制度 | あり | なし |
| 無保険リスク | ほぼなし | あり |
| 医療破産 | 少ない | 比較的多い |
日本は世界でも珍しいほど手厚い医療制度を持っています。
もちろん民間保険が不要という意味ではありません。
しかし、
「公的保障でどこまでカバーできるのか」
を知った上で保険を考えることが重要だと思います。
■終身保険と掛け捨て保険の違い
保険選びでよく比較されるのが終身保険と掛け捨て保険です。
比較表
| 項目 | 終身保険 | 掛け捨て保険 |
|---|---|---|
| 保障期間 | 一生涯 | 一定期間 |
| 保険料 | 高い | 安い |
| 解約返戻金 | あり | なし |
| 貯蓄性 | ある | ほぼなし |
| 資産形成向き | △ | × |
| 保障重視 | 〇 | 〇 |
終身保険は貯蓄性がありますが、その分保険料も高くなります。
一方で掛け捨て保険は保険料が安いため、浮いたお金を投資へ回しやすいというメリットがあります。
■外貨建て保険とは?
外貨建て保険とは、保険料や保険金を米ドルなどの外貨で運用する保険商品です。
一見すると、
「円より増えそう」
と思うかもしれません。
しかし、
- 為替リスク
- 高い手数料
- 商品内容の複雑さ
というデメリットがあります。
実際に受け取る時に円高になっていると、想定より受取額が少なくなるケースもあります。
■学資保険とは?
学資保険は子どもの教育資金を準備するための保険です。
毎月保険料を支払い、大学進学時などに給付金を受け取る仕組みです。
教育資金を強制的に積み立てられるというメリットがあります。
しかし現在は返戻率がそれほど高くありません。
例えば学資保険の実質利回りは年0.5~1.5%程度の商品が多いと言われています。
一方で全世界株式(オルカン)やS&P500は過去の長期実績で年7~10%程度のリターンがあります。
もちろん将来も同じリターンになる保証はありません。
しかし長期で運用する前提で考えると、資産形成という観点ではインデックス投資の方が有力な選択肢になる可能性があります。
■保険と投資は分けて考える
私自身は、
「保険は保険」
「投資は投資」
として考える方が分かりやすいと思っています。
特に外貨建て保険や学資保険は、
保険+投資
がセットになっています。
そのため手数料や仕組みが複雑になりがちです。
私がよく参考にしている「リベラルアーツ大学の両学長」のYouTubeにおいても外貨建て保険や学資保険について説明している会がありますので気になる方はご参照ください。
学資保険は不要【お金の勉強 初級編】:(アニメ動画)第304回
学長が養老保険をおすすめしない理由【お金の勉強 初級編】:(アニメ動画)第517回
第1回 【永遠にくる質問】貯蓄型保険を解約すると元本割れします。それでも解約した方が良いですか?【回答】解約しなはれ【永遠シリーズ】
必要最低限の保険に加入し、
余ったお金をNISAでインデックス投資する
という方法の方がシンプルで管理しやすいと考えています。
2027年には「こどもNISA」の創設も予定されています。
教育資金を準備する方法も今後さらに広がっていくでしょう。
■まとめ
保険は安心を買う商品であり、正解は人それぞれです。
しかし投資資金を作りたいのであれば、まずは固定費を見直すことをおすすめします。
私自身も保険を見直したことで年間約84,000円の余剰資金を生み出すことができました。
そのお金を投資へ回すことで、将来の資産形成につなげています。
保険に加入する前に、
- 公的保障はどこまであるのか
- 本当に必要な保障は何か
- 保険と投資を分けて考えられないか
を一度考えてみてはいかがでしょうか。
■次におすすめの記事
▶ 筆者の新NISA投資体験談(新NISA編)
「固定費を見直して投資資金を作った後はどうしたの?」
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