■はじめに
株式投資を始めたばかりの頃、
私は「毎月配当金が入る生活」
にとても憧れていました。
SNSやYouTubeでも
「高配当株だけで毎月○万円!」
「配当金生活」
という言葉をよく目にし、
私自身も
「いつか配当金だけで固定費を払えるようになりたい」
と思うようになりました。
そこで私は、高配当株投資を本格的に始めることにしました。
今回は、
実際に年間配当36万円を達成した私が、
なぜ高配当株投資をやめることにしたのか
についてお話ししたいと思います。

■最初の目標は「毎月3万円の配当金」
私が最初に立てた目標は、
年間36万円(月3万円)の配当金
でした。
毎月3万円あれば、
例えば
・スマホ代
・Netflixなどのサブスク
・生命保険料
・美容院代
など、
毎月の固定費の多くを配当金で支払えるようになります。
「働かなくても毎月お金が入る」
という仕組みに非常に魅力を感じていました。
そして最終的には、
年間120万円(月10万円)
の配当金を受け取ることを目標にしていました。
■セクターを分散して高配当株へ投資
私は、
利回りだけでなく、
業種(セクター)も分散しながら投資を行いました。
例えば、
・金融
・通信
・商社
・エネルギー
など、
できるだけ偏らないように購入していました。
少しずつ買い増しを続け、
最初の目標だった
年間36万円の配当金
を達成することができました。
当時は非常に嬉しかったことを覚えています。
■しかし、ある違和感を感じ始めた
配当金が増えていく一方で、
私はあることに気付きました。
それは、
資産全体があまり増えていない
ということです。
もちろん、
配当金(インカムゲイン)は毎年少しずつ増えていきました。
しかし、
株価(キャピタルゲイン)は
・横ばい
・少し上昇
・むしろ下落
という銘柄も少なくありませんでした。
配当金は増えているのに、
資産全体の伸びは思っていたほどではなかったのです。
■一方でインデックス投資は着実に増えていた
同じ頃、
私はS&P500などの投資信託やETFも続けていました。
こちらは配当利回りこそ非常に低いものの、
資産全体は着実に増えていきました。
その時に改めて感じたのが、
キャピタルゲインの大きさ
でした。
高配当株よりも、
インデックスファンドの方が
資産の増加スピードが速かったのです。
■高配当株は元本が大きくないと配当金も増えない
当然のことではありますが、
配当金は
保有株数
によって決まります。
つまり、
元本が小さいうちは、
どれだけ利回りが高くても
受け取れる配当金には限界があります。
例えば、
利回り4%なら
100万円投資しても年間4万円です。
年間120万円(月10万円)の配当金を目指すなら、
単純計算で約3,000万円もの投資資金が必要になります。
私はこの現実を改めて実感しました。
■高配当株は成熟企業が多い
高配当株として人気がある企業の多くは、
既に事業が成熟しています。
そのため、
毎年安定して配当金を支払ってくれる一方で、
株価が何倍にも成長するケースは比較的少ない傾向があります。
もちろん、
高配当株でも株価が大きく成長する企業はあります。
しかし一般的には、
成長企業よりも安定企業が多いため、
資産を大きく増やしたい若い世代には、
少し物足りなく感じる場面もありました。
■インデックス投資へ資金を移す
こうした経験から、
私は保有していた高配当株を徐々に売却し、
その資金をインデックス投資へ移しました。
理由は非常にシンプルです。
まずは資産そのものを大きくしたい
と思ったからです。
インデックス投資は、
配当金は少ないものの、
長期的には資産全体を増やしやすいと考えています。
■今の私が考える投資戦略
現在の私の考え方は、
まずインデックス投資で資産を大きく育て、
老後など収入が必要になるタイミングで、
高配当株へ資金を移すという方法です。
例えば、
現役時代
↓
インデックス投資で資産形成
↓
退職後
↓
高配当株へ移して配当金生活
という流れです。
この方が、
より効率よく資産形成ができるのではないかと考えています。
■ただし、高配当株投資を否定しているわけではありません
ここで誤解していただきたくないのは、
私は
高配当株投資が悪い
と言いたいわけではありません。
投資スタイルは、
年齢や資産状況、
そして性格によって大きく変わります。
例えば、
・毎月の配当金がモチベーションになる人
・株価の上下より安定収入を重視したい人
・退職後の生活費を補いたい人
には、
高配当株投資は非常に魅力的な選択肢だと思います。
一方で、
私のように30代・40代など、
まだ資産形成の途中であれば、
まずは元本を大きく育てることを優先する考え方もあると思っています。
■まとめ
私自身、
高配当株投資を経験したからこそ、
配当金の魅力も、
その限界も理解することができました。
現在は、
インデックス投資を中心に資産形成を行っていますが、
将来的には再び高配当株投資を行う可能性もあります。
投資に正解はありません。
大切なのは、
他人の投資方法をそのまま真似することではなく、
自分の年齢・資産状況・性格に合った投資スタイルを見つけることです。
この記事が、
これから高配当株投資を始めようと考えている方や、
投資方針に悩んでいる方の参考になれば幸いです。
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