■はじめに
これまで本ブログでは、
- NISA投資体験談
- 証券口座体験談
- NISA成長枠運用編
など、私自身の投資体験談について紹介してきました。
今回は少し視点を変えて、
「個別株投資で実際に損切りした体験談」
について紹介したいと思います。
投資をしていると、
- 株価が上がって嬉しい経験
- 配当金を受け取る経験
だけではありません。
当然ながら、
「損失を出す経験」
もあります。
私自身も実際に損切りを経験しています。
しかし今振り返ると、
「あの時にルール通り損切りしておいて良かった」
と思っています。
今回はその実例を紹介したいと思います。

■日本株には3つの市場区分がある
日本株を調べていると、
- プライム市場
- スタンダード市場
- グロース市場
という言葉を見かけます。
プライム市場
大企業が中心の市場です。
トヨタや三菱商事など、多くの投資家が知っている企業が上場しています。
安定した企業が多く、長期投資向きの銘柄が多い印象です。
スタンダード市場
中堅企業が中心の市場です。
地域密着型企業や専門分野に強みを持つ企業が多く存在します。
グロース市場
成長性が期待される企業が中心の市場です。
まだ規模は小さいものの、
- 売上成長率が高い
- 新しいサービスを展開している
- 将来大きく成長する可能性がある
といった特徴があります。
株価が大きく上昇する可能性がある反面、
大きく下落するリスクもあります。
一般的にテンバガー(株価10倍)候補と呼ばれるような企業は、このグロース市場から誕生することも多くあります。
■第1段階のスクリーニング条件
私は一度、
「自分でグロース株を探して投資してみたい」
と考えました。
そこで以下の条件でスクリーニングを行いました。
① 東証グロース市場上場
成長企業を探したかったため、グロース市場に限定しました。
② 上場から5年以内
まだ市場から十分に評価されていない可能性がある企業を探しました。
③ 時価総額50~300億円
大型株ではなく、今後成長余地がある中小型株に絞りました。
④ ROE:10%以上
資本効率が高い企業を選定しました。
⑤ 営業利益率:10%以上
本業でしっかり利益を出している企業を重視しました。
⑥ PER:10~30倍
期待先行で割高になりすぎていない企業を探しました。
まずはこの条件に当てはまる企業を抽出しました。
■第2段階の絞り込み
さらに、
- 売上高増減率(前年同期比)15%以上
- 営業利益増減率(前年同期比)15%以上
を確認しました。
また数字だけではなく、
- どんな事業を行っているか
- 他社との差別化技術は何か
- 企業ホームページ
- 創業者の想い
なども確認しました。
最終的には、
過去記事でも紹介したEDINETを活用し、
直近5年間の財務状況を確認しました。
■最終的に選んだ銘柄「アシロ」
最終的に私が選んだ銘柄は、
アシロ(7378)
でした。
アシロは法律や弁護士分野に特化したWebメディアを運営している企業です。
代表的なサービスとして、
「ベンナビ」
があります。
離婚問題や交通事故、相続問題など、
法律トラブルを抱えた人と弁護士をマッチングするサービスを展開しています。
法律という専門性の高い分野に特化していることから、
私は
「ニッチで面白い事業だな」
と感じました。
また財務内容や成長性にも魅力を感じ、
100株購入することに決めました。
■損切りとは?
ここで、
そもそも損切りとは何でしょうか。
損切りとは、
損失が出ている状態で株式を売却すること
です。
例えば、
2,000円で購入した株が
1,800円まで下落した場合、
1株あたり200円の損失になります。
しかし、
さらに下落する可能性がある場合、
早めに売却して損失を限定することが重要になります。
投資の世界では、
「損失を小さく抑える」
ことも非常に重要です。
■私の損切りルール
私は購入前から、
「10%下落したら売却する」
というルールを決めていました。
購入価格は約2,000円でしたので、
10%下落すると約1,800円になります。
つまり、
株価が1,800円を下回ったら売却する。
というルールです。
■実際に損切りした結果
購入後、
約2か月で株価は1,800円を下回りました。
私は事前に決めていたルール通り、
損切りを実行しました。
その後、
株価はさらに下落し、
購入価格から約27.5%下落しました。
結果的には、
損切りルールを守って正解だったと思います。
■塩漬けする選択肢もあった
もちろん、
売却せずに持ち続けるという選択肢もありました。
いわゆる
「塩漬け」
です。
しかし、
株価が再び上昇する保証はありません。
もし長期間下落が続けば、
資金が固定されてしまいます。
私は、
それなら別の企業を調査し、
新しい投資先へ資金を回した方が良いと考えました。
■売るルールも同じくらい重要
今回は損切り体験談を紹介しましたが、
実は
「どこで利益確定するか」
も同じくらい重要です。
例えば、
- 株価が2倍になったら売る
- PERが一定以上になったら売る
- 利益率50%で売る
など、
事前にルールを決めておくことが大切です。
売却した後にさらに株価が上がることもあります。
しかし、
自分で決めたルール通りに利益確定できる人は、
非常に冷静で資産運用が上手だと思います。
人間は欲が出る生き物です。
「もう少し上がるかもしれない」
と思っているうちに暴落することもあります。
だからこそ、
買う前に出口戦略まで考えておくことが重要だと感じています。
■まとめ
今回紹介したアシロへの投資は、
私にとって非常に勉強になった経験でした。
個別株投資では、
- なぜ買うのか
- どこで損切りするのか
- どこで利益確定するのか
を事前に決めておくことが大切です。
投資で勝ち続けることは誰にもできません。
しかし、
損失を小さく抑え、
利益を積み重ねていくことはできます。
個別株投資をする際は、
ぜひ自分なりのルールを作った上で投資することをおすすめします。
■次におすすめの記事
① 個別株投資とは?初心者向けにメリット・リスクをわかりやすく解説
今回の記事では、実際に筆者が個別株投資を行い、損切りした体験談について紹介しました。
「そもそも個別株投資とは何なのか?」
「投資信託との違いは何なのか?」
という方は、まずはこちらの記事がおすすめです。
個別株投資のメリットやリスク、初心者が知っておきたいポイントについて分かりやすく解説しています。
👉【個別株投資とは?初心者向けにメリット・リスクをわかりやすく解説】はこちら
② PERとは?初心者向けにわかりやすく解説
筆者がグロース株をスクリーニングする際にも活用したのが「PER(株価収益率)」です。
PERは、
「その企業の株価が利益に対して割高なのか、割安なのか」
を判断するための代表的な指標です。
個別株投資を行うのであれば、ぜひ覚えておきたい重要な考え方になります。
👉【PERとは?初心者向けにわかりやすく解説】はこちら
③ ファンダメンタルズ分析とは?初心者向けにわかりやすく解説
今回の記事では、アシロを選定する際に、
- 売上高
- 営業利益
- ROE
- PER
などを確認したと紹介しました。
このように企業の業績や財務状況を分析する手法を「ファンダメンタルズ分析」と呼びます。
個別株投資を行う上では欠かせない考え方ですので、ぜひあわせて読んでみてください。
👉【ファンダメンタルズ分析とは?初心者向けにわかりやすく解説】はこちら
当ブログでは、短期売買ではなく、中長期的な視点に基づく株式投資を主なテーマとして取り上げていきます。
免責事項
この記事は、投資収益の保証、特定の商品の勧誘、売買の推奨等を目的としたものではありません。最終的な投資や契約の決定はご自身で判断してください。




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