情報更新日:2026年8月24日
※本記事は、公開後も必要に応じて内容を見直し、情報を更新しています。
■はじめに

NISAでインデックス投資を始めてみると、
「個別株ってどうなんだろう?」
「有名企業の株を買ってみたい!」
と気になる方も多いのではないでしょうか?
個別株投資とは、自分で企業を選んで投資する方法です。
うまく活用すれば、投資がより楽しくなったり、企業や経済について学ぶきっかけにもなります。
一方で、インデックス投資と比べて特定の企業の影響を受けやすいため、投資する企業や金額によってはリスクが大きくなる場合があります。
今回は、初心者向けに「個別株投資とは何か?」をわかりやすく解説していきます!
■個別株投資とは?
個別株投資とは、特定の企業の株式を自分で選んで購入する投資方法です。
例えば、
- Apple
- Microsoft
- 任天堂
- トヨタ自動車
など、特定の企業へ投資します。
株式を購入すると、その企業の株主となります。
企業の業績や将来への期待などによって株価が上昇すれば、売却時に利益を得られる可能性があります。
一方で、業績悪化や不祥事などが発生すると、株価が大きく下落することもあります。
また、企業によっては配当金を受け取れる場合もあります。
つまり個別株投資は、
「自分が成長すると考える企業を選んで、その企業に投資する方法」と言えるでしょう。
■インデックス投資との違い
これまで学んできたインデックス投資は、市場の値動きを示す指数への連動を目指す投資方法です。
例えばS&P500は、米国の大型株を代表する500社で構成される指数です。
一方で個別株投資は、投資家自身が1社ずつ企業を選びます。
主な違い
- インデックス投資
→ 多くの企業へまとめて分散投資しやすい - 個別株投資
→ 特定の企業を自分で選んで投資する
インデックス投資は複数の企業へ分散しやすい一方、個別株投資では特定企業の業績やニュースが資産全体に与える影響が大きくなりやすいという違いがあります。
そのため、個別株投資をする場合は、
「どの企業に投資するのか」だけでなく、「どのくらいの金額を投資するのか」も重要になります。
■個別株投資のメリット
① 好きな企業や興味のある企業に投資できる
個別株投資の大きな魅力は、
「自分が応援したい、成長すると考える企業を選べること」です。
普段使っている商品やサービスの企業へ投資すると、ニュースを見るのも楽しくなります。
「この会社、最近人気だな!」
「新商品が出るんだ!」
「海外でも事業を拡大しているんだ!」
など、自然と企業や経済への興味も広がっていきます。
私自身も個別株投資を始めてから、
- 企業の決算
- 金利
- 為替
- 景気
- 新しいサービス
など、以前よりも経済ニュースを見るようになりました。
投資をきっかけに、世の中の動きを知るようになることは、個別株投資の面白さの一つだと思います。
② 大きなリターンを狙える可能性がある
企業が大きく成長すると、株価も大きく上昇する場合があります。
例えば、過去にはAppleやNVIDIAのように、世界的な企業へ成長した会社もあります。
もちろん、「有名企業だから株価が上がる」とは限りません。
また、成長企業であっても株価が下落することはあります。
しかし、
「これから成長する企業を自分で探す」という楽しさがあるのも、個別株投資の魅力です。
③ 配当金を受け取れる場合がある
企業によっては、株主に対して配当金を支払うことがあります。
配当金とは、企業が得た利益などを株主へ還元するものです。
日本株や米国株には、配当を行っている企業も多くあります。
ただし、
すべての企業が配当金を支払うわけではありません。
また、配当金の金額や方針は企業によって異なり、将来変更される可能性もあります。
そのため、配当金だけで投資先を判断するのではなく、企業の業績や財務状況なども確認することが大切です。
④ 株主優待を楽しめる企業もある
日本企業の中には、株主に対して株主優待を実施している企業もあります。
例えば、
- 自社商品
- 商品券
- 飲食店の割引券
- サービスの優待
など、企業によって内容は様々です。
「この会社の商品が好きだから株を持ってみたい」
という理由から個別株投資を始めるのも、一つのきっかけになるでしょう。
ただし、株主優待制度は企業によって内容や条件が異なり、変更・廃止される場合もあります。
■個別株投資のリスク
個別株投資には魅力がある一方で、注意しておきたいリスクもあります。
① 特定企業への集中リスクがある
個別株投資で特に注意したいのが、
「1社に投資が集中するリスク」です。
例えば、1社だけに大きな金額を投資していた場合、その企業の株価が大きく下落すると、資産全体にも大きな影響が出ます。
企業の業績だけではなく、
- 不祥事
- 経営問題
- 規制
- 競争環境の変化
- 市場環境の変化
など、様々な要因によって株価が動く可能性があります。
金融庁も、安定的な資産形成において「長期・積立・分散投資」が有効な選択肢の一つであるとしています。
個別株投資を行う場合でも、
「資産全体の中で個別株をどの程度の割合にするのか」を考えることが重要です。
② 株価の値動きが大きくなることがある
個別株は、企業ごとのニュースや決算発表などによって大きく値動きすることがあります。
例えば、
「決算が予想を上回った」というニュースで株価が上昇することもあれば、
「業績見通しを下方修正した」という発表によって株価が急落することもあります。
特に成長期待の高い企業は、将来への期待が株価に織り込まれている場合もあるため、期待を下回ったときに大きく下落することがあります。
③ 感情的になりやすい
個別株投資をしていると、
株価が急上昇すると、「もっと上がるかも!」と思ってしまうことがあります。
逆に株価が暴落すると、「怖いから売りたい……」と感じることもあります。
このように、株価を毎日チェックしていると、感情に振り回されてしまうことがあります。
だからこそ個別株投資では、
- なぜ買ったのか
- どのくらいの期間保有するのか
- どこまでの損失なら許容できるのか
- どのような場合に売却するのか
など、あらかじめ自分なりのルールを決めておくことが大切です。
■初心者におすすめの考え方
個別株投資に興味がある初心者の方は、
「インデックス投資を土台(コア)にする」
という考え方もあります。
そのうえで、
- 少額で個別株を買ってみる
- 興味のある企業を調べてみる
- 決算資料を読んでみる
- 投資の勉強として経験してみる
という形なら、資産全体への影響を抑えながら個別株について学びやすくなります。
例えば、
コア:インデックス投資
↓
サテライト:個別株
という「コア・サテライト戦略」です。
もちろん、個別株をどの程度組み入れるかは、人それぞれの資産状況やリスク許容度によって変わります。
大切なのは、「個別株だからダメ」「インデックスだから絶対安全」
と決めつけるのではなく、自分に合ったリスクの取り方を考えることです。
■個別株投資は「経済を学ぶ」きっかけにもなる
個別株投資を始めると、企業について調べる機会が増えていきます。
すると、
- ニュース
- 金利
- 円安・円高
- 景気
- 企業業績
- 新しい技術
- 世界経済
など、世の中の動きにも興味を持つようになります。
例えば、
「なぜ円安になると、この企業の業績に影響するの?」
「金利が上がると、なぜ株価が動くの?」
「この会社はどうやって利益を出しているの?」
といった疑問が生まれます。
こうした疑問を一つずつ調べていくことで、投資だけではなく、企業や経済についての知識も身につけやすくなります。
つまり個別株投資は、
「お金を増やすこと」だけではなく、「企業や経済を学ぶきっかけ」にもなるのです。
■個別株を購入する前に確認したいこと
初心者の方が個別株を購入する場合は、最低限、
- どんな事業を行っている企業なのか
- 売上や利益は伸びているのか
- 財務状況に問題はないか
- 株価は割高・割安なのか
- 今後の成長が期待できるのか
- 自分のリスク許容度に合っているか
などを確認してみましょう。
特に、「有名だから買う」「SNSでおすすめされていたから買う」
という理由だけで購入するのは避けたいところです。
自分自身で企業について調べ、「なぜこの会社に投資するのか」を説明できる状態にしておくことが重要です。
■まとめ

個別株投資とは、
自分で企業を選んで投資する方法です。
インデックス投資と比べると、特定企業の影響を受けやすくなる一方で、
- 好きな企業や成長を期待する企業に投資できる
- 投資を楽しみながら企業や経済を学べる
- 企業の成長によって大きなリターンを得られる可能性がある
- 配当金や株主優待を楽しめる場合がある
といった魅力があります。
一方で、
- 特定企業への集中リスク
- 株価の大きな値動き
- 感情的な売買
などには注意が必要です。
初心者の方は、まずインデックス投資などを資産形成の土台としながら、余剰資金の範囲で少しずつ個別株について学んでいく方法もあります。
そして個別株を購入するときは、「なぜこの企業に投資するのか?」を自分自身で考える習慣をつけてみましょう。
投資を通じて企業や経済について学ぶことは、長期的な資産形成を考える上でも大きな財産になると思います。
次回は、本記事でも少し紹介した「コア・サテライト戦略とは?」
について、初心者向けにわかりやすく解説していきます!
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■参考・情報源
本記事の作成・更新にあたり、以下の公的機関・公式情報を参考にしています。
- 金融庁「資産形成の基本:NISA特設ウェブサイト」
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/invest/ - 金融庁「NISAを知る:NISA特設ウェブサイト」
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/know/ - 金融庁「長期・積立・分散投資の考え方」
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/nisa2024/slide_202406.pdf - 日本取引所グループ(JPX)
https://www.jpx.co.jp/ - S&P Dow Jones Indices「S&P 500」
https://www.spglobal.com/spdji/jp/indices/equity/sp-500/
※株式や指数の構成、NISAなどの制度、金融商品の内容は変更される場合があります。実際に投資を行う際は、金融庁や日本取引所グループ、指数算出会社、各金融機関などが公表する最新の公式情報をご確認ください。サービス内容等は変更される場合があります。最新情報については各公式サイトをご確認ください。
■免責事項
この記事は、個別株投資に関する基本的な知識や筆者個人の考え方を紹介することを目的としたものであり、投資収益の保証、特定の商品の勧誘、売買の推奨等を目的としたものではありません。
投資には元本割れのリスクがあります。
最終的な投資判断は、ご自身の資産状況、投資目的、リスク許容度などを踏まえてご判断ください。
また、本記事の内容は執筆・更新時点の情報に基づいており、将来の投資成果を保証するものではありません。
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