資産形成編 ~30歳から55歳までに約6,000万円を目指す投資戦略~

■はじめに
「投資は何歳まで続ければいいの?」
「老後資金はいくら必要なの?」
このような疑問を持ったことはありませんか?
最近ではNISA制度が普及し、多くの方が資産形成を始めています。
しかし、投資について勉強していると、
「資産を増やす方法」
については多く紹介されている一方で、
「増えた資産をどう使うのか」
まで解説している記事は意外と少ないように感じます。
私は、
投資とは単にお金を増やすことではなく、
人生をより豊かにするための手段
だと考えています。
もちろん、
子どもや孫へ多くの資産を残すという考え方も素晴らしいと思います。
一方で、
生きている間に
・教育
・旅行
・趣味
・新しい経験
などへお金を使い、
家族の人生そのものを豊かにすることも大切ではないでしょうか。
そこで今回は、
30歳夫婦が2027年から投資を始めた場合
というモデルケースを使い、
私ならどのような資産形成を行うのかを紹介します。
今回30歳という年齢からの投資スタートを例に挙げていますが、20代、30代後半、40代、50代でも
目標を設定して、その目標に対して投資する額を決めるというルールを作ることが大切だと思います。
そして後編では、
増えた資産をどのように使っていくのか、
いわゆる出口戦略について紹介したいと思います。
■モデルケース
今回は次の条件でシミュレーションします。
【家族構成】
・夫:30歳
・妻:30歳
・子ども:1歳
【投資開始】
2027年
【投資商品】
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
【積立額】
夫:毎月5万円
妻:毎月5万円
合計:毎月10万円
今回は夫婦2人分の新NISAを利用するものとします。
なお、
子どもNISA(仮称)が始まったとしても、
今回はあえて夫婦のみでシミュレーションしていきます。
■なぜS&P500を選ぶの?
投資対象は
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
にしました。
理由は、
・低コスト
・純資産総額が非常に大きい
・長期投資向き
・世界中の投資家から支持されている
からです。
S&P500は、
米国を代表する約500社へ分散投資できる指数です。
アップル
マイクロソフト
エヌビディア
アマゾン
アルファベット
メタ
など、
世界を代表する企業へ投資することになります。
■まずは新NISAを満額利用する
新NISAのつみたて投資枠は、
一人600万円まで投資できます。
毎月5万円積み立てると、
年間60万円。
約10年間で600万円になります。
つまり、
夫婦では
600万円×2人
=1,200万円
となります。

■11年目からは特定口座へ
NISA枠を使い切った後も、
積立は止めません。
その後は、
特定口座で毎月5万円ずつ積み立てます。
40歳から54歳まで約15年間積み立てると、
夫婦合計でさらに約1,800万円。
つまり、
55歳時点では、
元本だけでも
約3,000万円
積み立てることになります。
■年率は保守的に5%で計算
S&P500は、
過去25年間を見ると、
平均すると年率7~9%程度で推移しています。
もちろん、
将来も同じとは限りません。
そこで今回は、
かなり保守的に
年率5%
で計算します。
■55歳時点では約6,000万円に
この条件で計算すると、
55歳時点では、
元本:約3,000万円
総資産:約5,954万円
運用益:約2,954万円
となります。
税引後でも、
NISA制度の効果もあり、約5,716万円程度になります。

■長期投資最大の武器は複利
ここで重要なのが、
複利
です。
投資で得た利益が、
さらに利益を生み出す。
この繰り返しが、
長期間になるほど大きな差になります。
最初の10年間より、
後半10年間の方が、
資産の増え方は大きくなります。
だからこそ、
早く始めることが重要なのです。
■前編まとめ
今回は、
55歳までの資産形成について紹介しました。
今回のモデルケースでは、
・30歳から積立開始
・夫婦で毎月10万円積立
・年率5%
という条件で、
55歳時点には
約5,954万円
まで資産を増やすことができました。
しかし、
ここで終わりではありません。
実はここからが、
本当のスタートです。
次回は、
この約6,000万円を
どのように使いながら人生を楽しむのか
という、
出口戦略について紹介したいと思います。
■次回予告
投資&出口戦略②
出口戦略編 ~資産を使いながら豊かな人生を送る方法~
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